《あったか・えっせい》
ささやかだけど大切な日々の思い・・・・・・
こころの声に耳を傾け、言葉にして伝えてみませんか。
肩の力を抜いて、大好きな人に話しかけるように・・・・・・。
現場で体験したエピソードを素直な気持ちで綴ってください。
思いを言葉にすれば、本当の自分、大切な何かが見えてくるかも知れません。
嬉しかったこと、楽しかったこと、悔しかったこと、涙を流したことなど、テーマや書き方は自由です。
そんな呼びかけで、お店で働く人たちのお客様との体験談を募集しはじめたのが1996年。
これまでに13,000を超えるご応募をいただき、毎年10数編の作品を選出して表彰、HP・会報への掲載を続けてきました。
その20年の集大成として、本年2月に記念の本 『きっかけはいつもお客さま』を発刊しました。
「ふーん、そうなのか・・・・・・」と感心したり、 「この気持ちわかる!」と微笑んだり、おもわず胸がキュンとなったり・・・・・・。
気持ちがストレートに伝わってくるのは、皆さん、気取らず、構えず、本音を素直に書いてくださったからでしょう。
時代は変わろうとも、生き生きとした会話を交えながら買い物をする楽しさに勝るものはない。私たちはそう信じています。
今日も世界のどこかで、ひとつの商品をめぐるささやかな物語が生まれていることでしょう。一人でも多くの方がこの本を手に取り、お店という舞台で繰り広げられる心温まる物語を読んでいただければ幸いです。
販売という仕事に携わるひとりひとりのみなさんの背中をちょっと押したり、少しの勇気を受け取ってもらえればとのスタート当初からの思いはいまも変わりません。
《きっかけはいつもお客さま》
お客さまと販売員が織りなす48のストーリー
実際の販売員が自らの体験を綴った話題のエッセイ集
日本が誇る接客の原点がここにあります
あったか・えっせい応募作品から48編を収録 A5版/176頁 800円(税込み)
第1章《心を手渡す》 販売のプロとして、売り場から幸せを届けた11の方法
「心で話す赤ちゃんとお母さん」 | 生活の木 加藤綾子 |
「旅の思い出に」 | オカダ 佐野友紀 |
「ティータイム」 | 大塚家具 西田葉子 |
「杖」 | ワシントン靴店 工 彩子 |
「今も心に残る母子との出会い」 | 鈴乃屋 M・Eさん |
「闘う女のパワードスーツ」 | 銀座マギー 中村 司 |
「あの日の手紙」 | 鈴屋 ベルブードワァ店長 |
「津波が奪えなかったもの」 | 新星堂 毛塚 昇 |
「真っ赤なレンズとおじいちゃん」 | イワキ 山崎 隆 |
「お年寄りと社会をつなぐ買い物」 | お客さま 森山志保 |
「教科書」 | ドンク M・Mさん |
第2章《お客さまがくれたもの》トラブル転じて福となす?あの日の気づきに感謝をこめて
「きっかけはいつのお客さま」 | 赤坂柿山 野村 恵 |
「この仕事」 | 山野楽器 増田優鶴 |
「ちはるちゃんが教えてくれたもの」 | 三省堂書店 中村香子 |
「まだまだ・・・・・・」 | 虎屋 上林美香 |
「販売人生の親」 | ドンク 田中順子 |
「お客様との出会い」 | ワシントン靴店 K・Rさん |
「ギターと少年」 | 新星堂 北島俊一 |
「小さな出会い」 | ユーハイム 高坂育子 |
「マドレーヌ」 | 新宿高野 森本 藍 |
「大切なもの」 | ザ・クロックハウス 小林泰幸 |
「作る喜び」 | 文明堂東京 熊坂裕之 |
第3章《忘れられない一言》 わたしに力をくれた なにげない、けれど珠玉の言葉たち
「黄色い時計ベルト」 | お客様 高田 郁 |
「5ヶ月を振り返って、そして夢」 | 味の浜藤 厚田真梨子 |
「はじめてのお客様」 | ラ・ヴィー・オンフルール 宇野知子 |
「感謝という言葉」 | アスプルンド 内田寿子 |
「先輩のアドバイス」 | 銀座マギー 白田 修 |
「手話で伝えた『ありがとう』」 | コイデカメラ Y・Tさん |
「震災がわたしに教えてくれたこと」 | 生活の木 佐藤純子 |
「記憶の一部」 | 新宿高野 近藤智恵美 |
「忘れていた『ありがとう』」 | 田中興産 小林 彩 |
第4章《人生に寄り添う》贈りものや思い出の品から、お客様の大切な日々を思う
「一足に隠れたエピソード」 | かねまつ Y・Sさん |
「お客様との思い出」 | 虎屋 小林祥子 |
「手のひら」 | 銀座マギー 安田徳美 |
「ムーン・リバー」 | 山野楽器 松本剛史 |
「やさしいアンテナ」 | イワキ 岡本桂子 |
「おばあさんとのストーリー」 | 東京鳩居堂 堀越一志 |
「大切な1本」 | 伊東屋 脇 剛志 |
「時間を共有する仕事」 | ザ・クロックハウス 林 大雄 |
第5章《だから仕事は楽しい》 たくさんの笑顔にほっこり 専門店の魅力ここにあり
「かっぱの服」 | 有隣堂 原 朝子 |
「フクジマ兄ちゃんの計測奮闘記」 | シューマート 福島貴志 |
「お子様のメガネ」 | 板垣 高橋春樹 |
「言葉の壁」 | かねまつ M・Sさん |
「ゾウ使いに花束を」 | 玉屋 伊藤友香 |
「修理代はりんごゴ?」 | 銀座ヨシノヤ 山口 豊 |
「紅葉の行方」 | 両口屋是清 江本いずみ |
「幸せを運ぶ仕事」 | アスプルンド 水木拝代 |
「あったか・えっせい」20周年に寄せて」 | 日本専門店協会 | 初代会長 鈴木義雄 |
| | 三代会長 黒川光博 |
特別対談 | 審査委員長 | 斎藤由香 |
| 日本専門店協会 | 会長 髙野吉太郎 |
第1集「わたしの販売物語」
2001年(完売)
第2集「ふれあい夢舞台」
2004年(完売)
第3集「あったかえっせい」
2006年(完売)
お客様との交流は、それがたとえお叱りの言葉であっても、販売員にとっては「宝物」に違いありません。
お客様からいただいた笑顔、理解されずに流した悔し涙・・・・・・。 現場での経験は何ひとつ無駄にはなっていないことを私たちは知っています。 しかし、日々の忙しさに紛れてかけがえのない経験はいつしか忘れ去られてしまうことが少なくないかもしれません。
その時の状況を何とか思い出して文章にしていく作業が確実に次の接客につながり、心の中に何かを芽生えさせるはずです。
一人でも多くの方と売り場での感動を共有できるきっかけになれば・・・。そんな思いを込めて全国の販売員の方々を対象にスタートしたのが「あったか・えっせい」です。
一昨年20回を迎え、エッセイの公募はお休みさせていただくことになり、今後は企業として続けていく会社を支援していく形で活動を続けてまいります。
過去20年にわたる入賞作品230編を
attaka-essay.comにて公開しています。
是非、一度お訪ねください。